デス活では、どんなことを話すの?
デス活のイベントやワークショップでは、毎回、最初に「死」に関するテーマを一つ提示します。参加者の皆さんには、そのテーマをきっかけに自由に話してもらいます。ただし、テーマはあくまで「話し始めるきっかけ」です。途中で話が別の方向に広がっても構いません。最初のテーマから大きく離れた話になっても大丈夫です。なぜなら、いきなり「死について自由に話してください」と言われても、何を話せばいいのか迷ってしまうからです。そこで、少し視点を変えたテーマを用意します。そこから話し始めることで、参加者自身も思っていなかったことに気づくことがあります。
話しているうちに、思いがけない気づきが生まれる
デス活に参加する前に、「今日はこのことを話そう」とあらかじめ考えてくる人もいます。ところが、実際にほかの参加者の話を聞いていると、予定していた内容とはまったく違う話をすることがあります。他の人の体験や考えを聞くことで、自分の中にしまっていた記憶や、忘れていた感情が自然とよみがえってくることがあるからです。
たとえば、「そういえば、その話を聞いて、昔こんな体験をしたことを思い出しました」「Aさんと話しているうちに、今までとは死の捉え方が変わりました」といったことが起こります。つまり、デス活では、「自分が話すこと」だけでなく、「人の話を聞くこと」も大切なのです。最初は自分が話そうと思っていたこととは違う話になったとしても、そこから新しい気づきが生まれる。
「自分でも知らなかった自分の考えに出会う。」
それこそが、デス活のイベントやワークショップの大きな魅力だと考えています。
過去に取り上げたテーマ
これまで、次のようなテーマを取り上げてきました。
・忘れられない身近な人の死
・死ぬ前に、誰にどんな言葉を残したいですか?
・自分の命を、誰の命とでしたら引き替えられますか?
・死ぬ前に、最後に何を食べて死にたいですか?
・今まで死にたいと頭をよぎった経験はありますか?
・あなたは安楽死を認めますか?認めませんか?
・余命宣告されたら…。
・あなたが、映画・文学の世界で感銘を受けた死はなんですか?
・命は誰のもの?
・自殺をどう思いますか。
・同じ命で“重さ”と“軽さ”を感じるのはなぜ?
・故人を良い人だったと言いがちなのはなぜ?
・自分になにかあったとき、余命はわかったほうがいいですか?
・人を殺す言葉、生き返らす言葉
・自分の心を一番痛めた人の死
・自殺、どう思いますか?
・命が尽きたとき、「自分」を、「身内」を‟献体”できますか?
・自分の中に生き続けている故人は誰ですか?
・あなたにとって死とは怖い?悲しい?それとも…
・ご遺体の撮影はありかなしか
・人生で一番大事なのは長さか
・お葬式に参列する時でもカジュアルな服装はOKか
・もし死がなかったら
・亡くなった人とAIで会えるなら使いたいですか?
などなど。
どのテーマにも、決まった答えはありません。
「私はこう思う」も、「よく分からない」も、どちらも大切な答えです。誰かの話を聞き、自分の考えを話す。その繰り返しの中で、死についての考え方だけでなく、「自分はどう生きたいのか」にも気づいていく。
それが、デス活です。
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